
近年、犬のお散歩でハーネス(胴輪)を利用する方が増え、多種多様なデザインのものが販売されるようになりました。
しかし、それに伴って急増しているのが「ハーネスのすっぽ抜け」です。 もはや「万が一」とは言えない頻度で起きており、私のお店(犬の首輪屋てるべる)にも、「お散歩中にすっぽ抜けてヒヤッとした」というご相談が毎日のように寄せられます。
「有名なお店で買ったから」「値段が高かったから」と安心される方も多いのですが、実はある3つの条件が揃うと、ハーネスはいとも簡単に抜けてしまいます。
愛犬が逃げ出したり、事故に遭ったりするのを防ぐため、飼い主さんが知っておくべき「すっぽ抜けの原因と対策」を解説します。
ハーネスがすっぽ抜ける3つの原因
1. ワンちゃんの「体勢(後ずさり)」 ハーネスが最も抜けやすいのは、ワンちゃんが立ち止まったり、イヤイヤをして後ろ向き(後ずさり)に進もうとした瞬間です。 リードが前に引っ張られる形になると、ハーネスは「頭」の方へ向かってスポッと抜けてしまいます。特にお散歩中に急に立ち止まる子や、頭の小さい犬種は注意が必要です。 無理にリードを引っ張らず、ワンちゃんが落ち着いて自ら進むのを待つのが鉄則です。
2. サイズが合っていない(ミスマッチ) 「まだ成長期だから」と大きめのものを無理に使っていたり、サイズ選びを間違えていたりすることも大きな原因です。 体にしっかりフィットしていないと、少しの動きで隙間が生まれ、抜けやすくなります。サイズ調整が細かくできるタイプのハーネスを選ぶことをおすすめします。
3. 構造が愛犬の体型に合っていない 各社から様々な形状やお洒落重視のハーネスが販売されていますが、中にはデザイン性を優先するあまり、抜けにくさやフィット感のテストが不十分なものも存在します。 愛犬の骨格や動きに対して、構造自体が合っていないハーネスを使用していると、すっぽ抜けのリスクはどうしても高くなってしまいます。

抜けにくいハーネスの選び方
現在お使いのハーネスが上記の原因に当てはまる場合は、買い替えを検討されるのも一つの手です。
実店舗で購入する場合: 知識のある店員さんに、愛犬の体型に合った抜けにくいものを相談して試着させてもらう。
ネットで購入する場合: 「抜けにくさ」を特徴としてアピールしている商品を探し、実際に使用した飼い主さんのレビューをよく読んで確認する。
【※ハーネス選びの注意点】 構造上「抜けにくいハーネス」は、えてして「装着が複雑で難しい」傾向があります。 特にワンちゃんは前足を触られるのを嫌がる子が多いため、毎日の着脱がお互いのストレスになってしまうことも。着脱が苦手な子の場合は、「抜けにくさ」と「着脱の簡単さ」のバランスが良いものを選ぶのがポイントです。
■ 犬の首輪屋てるべる からの少しだけお知らせ もし、「抜けにくいけれど、着脱も簡単なハーネス」をお探しでしたら、当店オリジナルの『ワンダーフィットハーネス』もぜひ選択肢に入れてみてください。前足を触らずに上から被せる構造のため、慣れれば3秒でラクに装着可能です。着脱にお悩みの方はぜひ一度ご覧になってみてください。

さらに安心!命を守る「ダブルリード」という選択
最後に、すでにお使いのハーネスでもできる最強のすっぽ抜け対策をご紹介します。それは「ダブルリード」にすることです。
これは、先端が二股になっている専用のリード(または2本のリード)を使い、メインを「ハーネス」に、もう片方を「首輪」に繋ぐという方法です。 こうすることで、万が一ハーネスがすっぽ抜けてしまっても、首輪側にもリードが繋がっているため、ワンちゃんが急に逃げ出すのを防ぐことができます。
犬の保護団体などでは、過去のトラウマから脱走癖のある子も多いため、安全のためにこの「ダブルリード」を譲渡の必須条件にしているところも少なくありません。
少し手間は増えますが、愛犬の命を守るための確実な方法として、ダブルリードを選ぶ飼い主さんが最近とても増えています。
まとめ
愛犬を守れるのは飼い主さんだけです。 「うちの子は大丈夫」と過信せず、安全と安心を第一に考えた犬具選びや対策を、ぜひ今日から実践してみてください。



