犬用ショルダーリードで散歩する様子と、1頭引き・2頭引きのメリットとデメリット

1頭引き・2頭引きショルダーリードのメリット・デメリット

少し前まで、犬のお散歩用リードといえば、120cm前後の手持ちリードや伸縮リードが一般的でした。

ところが最近では、リードを肩からたすき掛けにして使う「ショルダーリード」を見かけることが増えてきました。

てるべるでも人気のショルダーリード。

実は私自身も、最初からショルダーリード派だったわけではありません。

以前は、てるべるで作った手持ちリードを使って散歩をしていました。

ところが、ショルダーリードの試作品を作り、実際のお散歩で使い心地を確かめているうちに、その便利さがすっかり気に入ってしまいました。

今では玄関に手持ちリードとショルダーリードが並んでいても、手に取るのはほぼショルダーリード。

「あれ?ショルダーリードないの?」

と思ってしまうくらい、毎日の散歩に欠かせないものになっています。

そんな私の実体験も交えながら、ショルダーリードのメリットと、実際に使ってみて分かった注意点をご紹介します。

ショルダーリード最大のメリットは「両手が空くこと」

ショルダーリードで2頭の犬を散歩する様子と主な特徴

ショルダーリードの一番のメリットは、何といっても両手が自由になることです。

犬のお散歩では、意外と手を使う場面がたくさんあります。

ウンチをしたら袋を取り出して処理をする。

雨の日には傘を持つ。

スマートフォンを確認したり、お散歩バッグから物を取り出したりすることもあります。

手持ちリードの場合、そのたびに片手でリードを持ちながら作業をしなければなりません。

ショルダーリードならリードが身体につながっているため、両手を使ってすぐに対応できます。

実際に毎日使っていると、この小さな便利さが思っている以上に大きいのです。

うっかりリードを離してしまう心配が少ない

もうひとつ大きなメリットが、

「リードから手を離してしまう」という事故を防ぎやすいこと。

手持ちリードの場合、何かの拍子に手が滑ったり、ウンチの処理などで一瞬リードを持ち替えた際に、うっかり手から離れてしまう可能性があります。

ショルダーリードは身体に掛けて使うため、基本的にはリードそのものが飼い主さんから離れません。

この安心感も、私がショルダーリードを気に入っている理由のひとつです。

一度この便利さに慣れてしまうと、手持ちリードでお散歩している方にも、

「ショルダーリード、使いやすいですよ」

と教えたくなるほどです。

ショルダーリードにもデメリットはあります

大きな犬や強く引っ張る犬にショルダーリードを使う際の注意点

とても便利なショルダーリードですが、すべてのワンちゃんに向いているわけではありません。

実際に使ううえで知っておきたい注意点もあります。

引っ張りが強い犬では肩や身体に負担がかかることも

ショルダーリードは犬の引っ張る力を、腕ではなく肩や上半身で受け止めます。

そのため、引っ張りの強い中型犬以上になると、ショルダー部分が身体に食い込み、痛く感じる場合があります。

さらに大型犬など力の強いワンちゃんが突然走り出した場合、その力を上半身で受けることになります。

腕で持つリードとは力のかかり方が違うため、場合によっては身体のバランスを崩してしまうこともあります。

特に、

引っ張る力が非常に強い犬

急に走り出すことがある犬

飼い主さんとの体格差が大きい犬

では注意が必要です。

ショルダーリードは便利な道具ですが、「両手が空くから必ず安全」というものではありません。

ワンちゃんの大きさや性格、引っ張る力なども考えながら選ぶことが大切です。

2頭引きショルダーリードは本当に便利?

この記事を書いている私自身、3kgほどのトイプードルと暮らしています。

そして最近、新しくトイプードルが家族に加わり、今では1頭引きショルダーリードから2頭引きショルダーリードでのお散歩が日常になりました。

2頭になったら大変になるのでは?

と思っていましたが、ショルダーリードの快適さはほとんど変わりませんでした。

両手が自由なので、ウンチの処理も楽。

2頭分のお散歩グッズを取り出す時にも便利です。

ただ、2頭引きで一番気になるのは、

「リードが絡まないの?」

ということではないでしょうか。

2頭がクルクル入れ替わってもリードが絡みにくい

2頭で歩いていると、こちらが思っているように真っすぐ並んで歩いてくれるとは限りません。

右にいた子が左へ。

左にいた子が急に後ろへ。

1頭だけ飼い主さんの周りをクルッと回ることもあります。

普通に2本のリードを持っていると、気が付けばリード同士がねじれている……ということも。

てるべるの2頭引きショルダーリードでは、リードをつなぐ部分に絡まりを防ぐための回転カンを取り付けています。

そのため、2頭が左右を入れ替わったり、クルクル回ったりしても、リードのねじれを回転カンが逃がしてくれます。

実際に2頭を散歩させていると、この違いはかなり大きく感じます。

「絡まったリードを立ち止まって直す」

というストレスがほとんどないからです。

2頭引きでも引っ張る力には注意

ただし、2頭引きの場合も1頭引きと同じ注意点があります。

2頭とも引っ張りが強ければ、その力はショルダー部分を通して身体に伝わります。

特に2頭が同じ方向へ同時に強く引っ張った場合は、1頭だけの時よりも大きな力になります。

小型犬2頭であれば使いやすいケースが多いと思いますが、中型犬以上の2頭引きや、引っ張る力が強いワンちゃんの場合は、犬と飼い主さん双方の体格や力の差を考えて選ぶことをおすすめします。

では、3頭でも絡まずにお散歩できる?

多頭飼いのお客様から、

「3頭でも使えますか?」

というご質問をいただくことがあります。

3頭をリードにつなぐこと自体はできます。

ただし、残念ながら2頭引きと同じように絡まりを防ぎながら快適に歩けるのは基本的に2頭までです。

2頭の場合は、2本のリードが左右に入れ替わっても回転カンが回ることでねじれを逃がすことができます。

しかし3頭になると、それぞれの犬が別々の方向へ動くため、リード同士が交差する組み合わせが一気に増えます。

これは回転カンだけでは解消できません。

そのため、てるべるでは、

「3頭をつなぐことはできますが、2頭引きのような絡まり防止機能は期待できません」

とご案内しています。

3頭以上のお散歩では、それぞれの犬の動きや相性に合わせてリードの持ち方を工夫する必要があります。

リードの一部分だけ交換できるのも便利

犬用品で意外と多いのが、

「リードの一部分だけ傷んでしまった」

というケースです。

たとえばワンちゃんがリード部分を噛んでしまった場合。

ショルダー部分はまだきれいなのに、リードだけ傷んでしまうことがあります。

そんな時に全部買い替えるのはもったいないですよね。

てるべるのショルダーリードは、

ショルダー部分、リード部分などを単品でも購入できるようにしています。

傷んだ部分だけ交換できるので、必要な部分を取り替えながら長く使っていただけます。

夜のお散歩には反射タイプも

夜の散歩で反射タイプのショルダーリードを使う様子

最近のお散歩事情も、以前とは少し変わってきました。

夏は日中が暑すぎるため、涼しくなった夜にお散歩。

冬は日没が早いため、仕事から帰ってきた頃にはもう真っ暗。

夜に犬を散歩させる方がとても増えています。

夜道を歩いていると、ワンちゃんには光る首輪やライトを付けているのに、飼い主さん自身は暗い服装でほとんど見えない、という光景もよく見かけます。

そこで、てるべるでは車のライトなどを反射するタイプのショルダーリードもご用意しています。

ワンちゃんだけでなく、リードそのものが反射することで、夜のお散歩で飼い主さんの存在もドライバーから認識してもらいやすくなります。

首輪とハーネスにつなげるダブルリードにも対応

お散歩中のハーネスのすっぽ抜けなどが心配な場合には、首輪とハーネスの両方にリードをつなぐダブルリード仕様を組み合わせることもできます。

通常のお散歩には1頭引きショルダー。

2頭一緒なら2頭引きショルダー。

夜のお散歩なら反射タイプ。

すっぽ抜け対策を重視するならダブルリード。

このように、ワンちゃんとの暮らしやお散歩スタイルに合わせて選ぶことができます。

ショルダーリードは、一度使うと手放せなくなるかもしれません

私自身、以前はずっと手持ちリードを使っていました。

ところが試作品として使い始めたショルダーリードが、今では毎日のお散歩に欠かせないものになりました。

ウンチの処理がしやすい。

両手が使える。

リードをうっかり離してしまう心配も少ない。

そして2頭になっても、絡まりを気にせず歩きやすい。

もちろん、引っ張りの強いワンちゃんなどには注意が必要で、すべての犬にショルダーリードが向いているわけではありません。

大切なのは、ワンちゃんの大きさや性格、飼い主さんとの体格差、普段のお散歩の仕方に合わせて選ぶことです。

そのうえで、

「毎日の犬のお散歩を、もう少し楽にしたい」

と思っている方なら、ショルダーリードは一度試してみる価値のあるアイテムだと思います。

毎日のお散歩だからこそ、ほんの少し便利になるだけでも、その違いは大きいものです。